小臼歯をバイトアップ&最強の顎間ゴム登場(矯正日記10・175日目)

矯正日記10

矯正治療10回目です。
下の前歯(左の2番)が見た目的にもはっきりと動いているのですが、隙間が開きすぎじゃないかとちょっと不安になっているところです。
まあでもうまいことやってくれるでしょう(先生に投げっぱなし)。

小臼歯をバイトアップ

今まで下の6番の大臼歯に樹脂を盛ってバイトアップしていたのですが、今回はそれを取り除いて、ひとつ前の5番の歯に樹脂を盛ることになりました。

バイトアップがとにかく苦手な私ですが、今回は心の準備ができていたので精神的な動揺(笑)はそれほどありませんでした。
というのも前回の治療時に、「次回は6番の盛りを取って5番を盛るから」という先生と歯科衛生士さんとの会話をこっそり聞いていたからです。

とはいえその会話が耳に入ったときは動揺しました。
一番大きい大臼歯ならそこが盛られていてもある程度噛めるし、力がそこだけに加わっても大丈夫だけど、5番の小臼歯だけでちゃんと食事ができるんだろうか。とまあこんな感じのことを考えているうちにちょっとブルーになったほどです。そんなに気になるなら先生に直接聞けって話なんですけどね。まあ聞いたところでどうせやることは変わらないんですけども。

今回(上)と前回(下)

バイトアップが5番に変わった結果ですが、思いのほか悪くないです。6番のときと同じくらいには噛めますし、なにより口の開きが以前より狭まったのがありがたいです。
小臼歯なので噛み合わさる面積が小さく、あまり高くすると咀嚼が十分にできないことを考慮しているのだと思います。奥歯が噛み合わさるギリギリの高さなので、完全に噛み潰すことはできないものの、ある程度奥歯で噛むことはできます。

バイトアップをする意味

奥歯を樹脂で盛るバイトアップの一番の目的は、噛み合わせを制限することで歯を動きやすくすることにあります。
人間の歯を噛み合わせる力は非常に強く、上下の圧力によって、歯の前後左右への動きが妨げられてしまいます。
バイトアップをすることによってそれを防ぐことができるのですが、これまでバイトアップを続けてきた中で、それ以外の役割もあることに気づきました。

6番の盛りを取り除いたあとうがいをしたのですが、そのときカチカチと久々に盛られていない状態での噛み合わせを確認してみました。

全然噛み合わない……。

上の奥歯は拡大装置によって外に広がっていて、下の歯もワイヤーによって以前とは異なる位置にあります。
いつのまにか上下の歯が完全に噛み合わない状態になっていたのでした。
この状態だとバイトアップをしていないと逆につらかったのではないかと思います。

また、ワイヤー矯正をしたあとは歯の痛みがあるわけですが、もし上下の歯が噛み合っていたなら痛みもずっと強かったはずです。

バイトアップがつらいのは変わらないのですが、こうした役割があるのだと考えるとまあしょうがないかなと受け入れることができます。

6番にもブラケット

盛りを5番に移した理由は、今回から6番にもブラケット&ワイヤーを付けることになったからです。

これまでの矯正により7番が奥に下がり、6番との間に2mmほどの隙間ができました。「いいねいいねー」と先生が妙にテンション高く言っていたので自分もちょっとうれしかったです(笑

6番を奥に下げるために7番とワイヤーで繋いで間を狭め、盛っている5番は飛ばして6番と4番の間にオープンコイルを使用という感じになりました。

左の2番にもブラケット

前回リンガルボタンを付け前に出す処置を行った左下の2番ですが、十分に隙間も開いたため、今回からほかの歯と同じようにブラケットとワイヤーを付けることになりました。

ちなみに前回まではシルバーのワイヤーとコイルだったのですが、今回は白に。理由は聞かなかったのでわかりませんが、まあもはやどちらでもいいです(笑

今回(上)と治療前日(下)

最初に隙間が開きすぎて不安と書いたのですが、ブラケットを付けたその日の夜には早くも隙間が閉じつつありました。奥歯の6番と7番の間も、前日までは歯間ブラシがスカスカなくらい開いていたのに、若干引っかかるくらい間が狭まってきています。

今回(上)と一か月半前(下)

上の画像は今回と1か月半前の下の歯の状態ですが、揃ってきているのがはっきりとわかると思います。
歯を動かすスペースを作るのに時間はかかりますが、準備ができたあとはあっという間に歯は動きます。

あとこの画像を見比べて気づいたのですが、4番小臼歯の裏のリンガルボタンの位置が動いていますね。歯が回転しつつ外側に開いている感じです。
この移動によって、前までは食事中にリンガルボタンが舌に引っかかることがたまにあったのですが、最近はまったくなくなりました。

最強の顎間ゴム登場

前回までゴムかけは表裏の計4箇所だったのですが、今回から表側の2箇所のみになりました。
ただゴムが今までよりもさらに強いスーパーヘビーゴムに変更に。
「これ最強のやつだから」と先生が言っていましたが、最強という言葉にちょっとテンションが上がる中二な私でした(笑

顎間ゴム(スーパーヘビー)

スーパーヘビーという名の通りかなり強いゴムで、口を開けるとゴムで引っ張られる感じがします。
これがないとせっかく後ろに下げる矯正をしているのに、全体が前に出てきてしまうそうなので、忘れずに付けていきたいと思います。