上の奥歯にもブラケットが付いた&オメガループ(矯正日記9・154日目)

矯正日記9

矯正治療9回目です。
154日目となっていますが、これは一番最初の検査の日から数えているので、下のワイヤーを付けはじめてからだと90日くらいになります。

前回の治療から今回までの間に起こった出来事として、バイトアップしていた奥歯の樹脂の一部が欠けたことと、奥歯の銀歯が外れて一般歯科に行ったことがあげられます。
銀歯の件は別記事(7番大臼歯に保険適用の白い被せ物を入れてみた)にまとめてあるのでチェックしてみてください。

やっぱり盛り足し

盛り上げていた奥歯の樹脂が欠けたときからわかっていましたが、樹脂の盛り足しが行われました。
また顔が伸びてしまった……。

今回(上)と前回(下)

今回はワイヤーの交換はせずに、オープンコイルのバネをきつくするような器具を入れて調整。
それから、左下の前歯(2番)の裏に、前々回付けられた顎間ゴムを引っかける用のリンガルボタンとは若干異なる形状(あまり尖っていない)のボタンが装着されました。そこから表側のワイヤーにゴムのようなものを引っかけて、後ろに下がっている歯を前に出す作戦らしいです。

右側の2番の裏にもリンガルボタンが付けられましたが、まだ隙間が十分にできていないので前に出す作業はもう少しあとになるようです。

拡大装置による拡大終了

通院のたびにネジを回してちょっとずつ広げていた上の奥歯(5番、6番)ですが、先生いわく

「うーん、もう限界だねー」

ということで、これ以上の拡大はしないことになりました。
たしかに鏡を見ても、ぱっと見で明らかに奥歯が外側に広がっているのがわかります。

ネジを回されたあとにちょっと圧迫感があるだけで特に痛みはなく、その割にガンガン広がる効果絶大な装置でしたが、これからはワイヤー矯正の固定源として装着したままの状態で引き続き使われるようです。

上の奥歯にもブラケットが

今までは下の歯がメインだったのですが、今回から上の歯の矯正もはじまりました。
といっても一番奥の歯(7番)にブラケットを付けて、手前の歯との間にオープンコイル(歯の間を開ける作用がある)を装着しただけで、上の歯全体を動かしていくような本格的な矯正はまだ先です。

あと、6番のところにオメガループという、ワイヤーが前にずれてこないようにストッパーの役割をするワイヤーが付きました。オメガループというのはその名の通り「Ω」の記号の形をしたワイヤーのことです。

オメガループはこのほかにも、その閉じようとする力を使って歯の隙間を埋めたりといった、歯を動かすことにも使われます。というか普通はそちらの役割のほうが多いと思われます。
6番の拡大装置の周辺はごちゃごちゃしていてどれがそうなのか見分けづらかったですが、たぶんこれかなって感じのものがありました。

治療の最後のほうで先生が、

「(上の方は)遠大な計画だからねー」

と言っていました。

上の歯は右側の八重歯によって一本分右にずれているのですが、それプラス前歯の1番と2番の若干の重なりもあるので、合計で歯一本半分ほど動かす隙間を作る必要があります。
非抜歯でそれをやるのは大変なのだと思います。動かしにくい奥歯を後ろに下げ、さらに歯列全体を広げていかなければいけないので。

まあまだ通院をはじめて5か月程度ですし、気長にやっていきたいと思います。実際手を動かして治療するのは先生なわけですが(笑 私は歯磨きする手を動かしていきます。