歯列矯正開始から約2年半。49回目の通院で、ついにこの日がやってまいりました。
歯に取り付けられた装置をすべて取り外すブラケットオフの日です。
まあこれを書いている時点でブラケットオフから1年半経っているんですけどね(笑
いかにこの矯正日記をさぼり続けていたかという話で。
矯正日記49・931日目
ついにブラケットオフの日を迎える。2時間ほど時間が必要らしく、いつもより45分早い予約時間。コロナの影響か患者は自分だけ。
ワイヤーを付けたままブラケットを外していく。ブラケットに付いている接着剤を溶かす液があって、それを塗るとするすると取れる……という妄想をしたけれどそんな便利なものはなく、力任せにバキバキと取られていく。奥歯のほうはまだ痛くないからね、と言われたが、むしろ奥歯のほうが痛かった。
顔にタオルがかけられていたのだが、これはおそらく顔にブラケットの破片が飛んできた場合に備えることのほかに、患者の苦悶の表情を隠すためという意味もあるのではないかと勘繰る。タオルの下で、早く終わってくれー! と顔をしかめながらひたすら耐える。
上の6番に付いている金属バンドはどうやって取るんだろうと思ったが、普通にペンチで取ったようだ。裏側のリンガルボタン6個も取る。
歯に付いた接着剤を削り取り、その後表面を磨く。
先生と歯科衛生士さんがいなくなった隙に、備え付けの手鏡で自分の歯を見てみた。思っていたよりきれいな歯並びになっていて驚いた。
リテーナーを装着。写真撮影。リテーナーを付ける練習をしたのだが、下のリテーナーを取り外すときに裏側の歯茎にあたってめちゃくちゃ痛い。下のリテーナーを調整してもらう。家に帰って色々試した結果、外し方にコツがあることがわかった。
左上4番目の差し歯の継ぎ目が黒っぽかったのだが、特に要望を出したわけではないのにレジン?を塗って白くしてくれた。
家に帰って鏡を見る。ブラケットを付けていたときに想像していたよりもずっと歯並びがよく見える。上くちびるの裏で感じる上の歯列の滑らかさが気持ちいい。歯磨きは楽。ドルツは習慣で使ってしまう。絶対に後戻りさせたくないので、食後すぐに歯を磨いてリテーナーを装着。
矯正完了後写真公開!
まずは前回の写真です。
そしてこれが……
矯正前の写真です。
引っ張りますねー(笑
ではいよいよ公開いたします。
矯正後の写真はこれだ!
ジャーン。
きれいな歯並びになりました。先生ありがとう。
まあブラックトライアングルもあるし完璧とはいえませんが(納得済み。前回日記参照)、斜めに傾いてずれまくりの正中線がそろったし、八重歯が歯列に収まったし、受け口タイプといわれた上下の歯列がしっかり噛み合うようになったし、個人的にはすごく満足しています。
しかも非抜歯での矯正で、口元も突出していません。顔立ちの変化もないです。
ちょっと気になったのは、接着剤を落とすときに表面をかなり削ったのですが、そのためか歯の表面のツヤがなくなったように感じられたことです。
ただこれはブラケットオフ直後の感想で、それから1年半経った今ではまったく気になっていません。
気になっていないというか、そのことについて忘れていたというか……。
時間が経ってツヤが戻ったのか、そのままだけど慣れて気にならなくなったのか、判別つかずといった感じです。
まあその辺のところは置いておいて、なんといってもこの変化! 同じ人の口元とは思えません。
歯列が広くなって内側に傾いていた歯がまっすぐになったのがわかると思います。
ブラケットオフしてからのはじめての食事はなんだか不思議な気分でした。ワイヤーに引っかかるのを気にせず食べられるというのは本当にいいものです。
あとがき
今回で歯を動かす矯正は終わりなのですが、矯正日記はこの先もう少しだけ続けていく予定です。リテーナーを1週間で折った話とかありますので(笑
あとワタクシ銀歯がめちゃくちゃあるのですが、それをすべて白い素材に変えるメタルフリーに関する話や、矯正を終えた今感じた非抜歯矯正のメリットなどについて書こうかと思っているので、引き続きよろしくお願いします。
とはいえこれでひとまず一段落といった感じです。2018年3月6日が最初の投稿で、それから3年7か月経ってようやく最後まで書き切りました(途中2年の中断がありましたが)。
読んでくれた方、ありがとうございました!