拡大装置の切り離しは痛い!(矯正日記16・280日目)

矯正日記16

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前回ついに上の歯にもワイヤーが付いたわけですが、表は上下にワイヤー、下の歯の裏にはリンガルボタン、上顎には拡大装置と、口の中が大渋滞中です。
表側矯正といっても、シンプルに表側だけではないという現実。

拡大装置の一部切り離し

まずはいつも通りのワイヤー外し&歯石取り。
その後、上顎に付いている急速拡大装置の一部を切り離すことになりました。

急速拡大装置

急速拡大装置

拡大装置は5番と6番に繋がっているのですが、上の歯を動かすために、5番に伸びているバーの部分をカットするようです。

ギュイーンと器具の回転音が響きます。
あんな硬そうな金属をカットできる器具があるんだー、なんて考えていたら

……ぃぃぃ痛いぃぃぃーーー!

こ、これは歯を押される痛みではなく、歯茎がカットされている痛み。バーの部分だけでなく歯茎ごといっちゃっている気が。
子どもなら泣き叫んでいるはず。キムタクなら、ちょ待てよ、ってたぶん言っています。

うっかりカットしてしまったのかなと先生の顔をちらりと見るも、特別動揺した様子は窺えず。ということはこれは想定内なのか。たしかにバーの部分は上顎、特に歯の裏の部分と密着しているため、歯茎にまったく触れずに切り離すというのは難しいはず。だとしたら麻酔をかけるか、せめて最初にひと言断りを入れておくなどしてくれても……いや、断りを入れられたところでどうしようもないよな……なんてことを考えているうちにカットは終了しました。

まあ実際そんなにぱっくり切られたわけではないんですけどね。
次回6番のほうも切り離すといわれたら、おそらく私は怯えるでしょう(笑

やっぱり盛り足し&上下ワイヤー装着

バイトアップしていた奥歯の樹脂が擦り減ってきて上下の前歯がくっつきそうだったので、薄々わかってはいたのですが、やっぱり樹脂盛り足しです。
しかも結構高め。

その後、上下のワイヤーを付けました。当然といえば当然なのですが、下の歯だけのときと比べると装着時間もかなり長くなります。まあ仕方ないです。

今回(上)と前回(下)

上の歯の右は、1→4→5→6→7。左は1→3→5→6→7です。左右の1番の真ん中に、おそらくはストッパーの役割をするループがあります。
下の歯は左右5番から5番を繋ぎ、6番、7番はなしです。

下の歯はもう十分すべての歯が収まるくらいの隙間があいたように感じていたのですが、今回前歯に謎の隙間が。右に寄らないようにとかなんとか言っていたような気がしますが、この隙間がどうなるかは不明です。

不思議なことに、鏡で見ると下の前歯が左に寄りすぎのような気がするのに、鏡を二枚使って左右を逆にして見ると、ちゃんと真ん中に来ているように見えるんですよね。鏡を二枚使って見た顔のほうが、実際に自分が見られている状態なので、そちらが正しいのだとは思いますが。

ワイヤーを付けた後、どこか気になるところはありませんか、と言われて口をもごもごさせると、右上のあたりに引っかかるところがあったのでそれを告げると、その部分にレジンを盛ってくれました。取れないワックスみたいな感じですね。
ただ家に帰ってから確かめたところ、レジンを盛った部分じゃないところが引っかかることに気づきました(笑

顎間ゴムかけ卒業!

今回からゴムかけがなしになりました。
これ以上やると下が伸びて危険、という感じのことを先生が歯科衛生士さんに言っているのが耳に入りました。
何が伸びるんだろう。歯茎かな。

まあいずれにせよゴムかけをしなくていいのは気が楽です。
前にゴムかけがなしになったのは一時的だったのですが、今回は完全に卒業っぽいです。余っているゴムは捨てちゃってもいいですよ、と歯科衛生士さんが言っていたので。

痛みと付き合う方法

ここのところ、矯正の痛みによって治療日の食事が辛いです。
ここのところというか痛いのは前からなのですが、上の歯にもワイヤーが付いたのでさらに痛くなったという感じです。

なぜか今まで痛み止めを飲んだら負け、みたいな謎の価値観があり、どうせ痛いのは2日くらいだし、と我慢しながら食事をしていたのですが、その価値観の無意味さにようやく気づき、今回から痛み止めを飲むことにしました。

受付でロキソニンを100円で買えるらしいのですが、強力な鎮痛薬であるロキソニンを飲むほどでもないよなーと、家にあるイブクイックを飲もうと棚を見ると、結構前に期限切れ……。
というわけで近所の薬局で買ってきました。

イブクイックDXは、有効成分のイブプロフェンを200mg(一回分)配合。イブ(EVE)の中でもっとも効果が強く、効きも早いバージョンです。
頭がぼんやりすることもなく、胃が痛くなることもなく、そして痛みもしっかり和らぎ、個人的にはかなり相性がいい鎮痛薬でした。

痛み止めは飲んだら負けどころかむしろ勝ち、という新たな価値観を得た私でした。