歯列矯正を進めていくにあたって親知らずを抜かないといけないことになったので、近所の歯科医院に行ってきました。
下の親知らずは数年前に抜いてあるので、今回は上の親知らずを2本抜くことになります。
矯正には犬歯の隣の4番の小臼歯を抜く方法と、抜歯しない方法があるのですが、成人の場合いずれにしても親知らずを抜く必要があるそうです(7番の第2大臼歯より親知らずのほうが状態がいい場合は、親知らずを残して第2大臼歯を抜くこともあります)。
久々の抜歯は全然痛くなかった(麻酔以外)
抜歯するのは下の親知らずを抜いて以来数年ぶり。
抜歯というと気分が暗くなりがちですが、横に生えていた下の親知らずの抜歯があまりにも大変だったので、それと比べるとまっすぐ生えている上の親知らずの抜歯はなんてことはないです。
それどころか歯並びをよくするという目標があるので、矯正治療を進めるために早く抜いておきたいという抜歯に対する積極的な思いさえあるくらいです。
矯正歯科からの紹介状を渡し、いざ診察台へ。
先生、自分ついに矯正はじめました、と馴染みの歯医者さんに心の声で語りかけましたが、声には出していないので当然伝わらず。
歯茎の表面に麻酔注射を打ったあとしばらく放置され、その後強力な2本目の麻酔がぶっすりと注射されました。
これが結構痛かった。
歯茎の奥深くに突き刺された感じでした。そこまで刺していいの、みたいな。
でも「いってー」と思った次の瞬間には麻酔が効き始めてまったくなにも感じなくなりました。
2本目の麻酔がしっかり効いたのを確かめてから、いよいよ抜歯が開始。
先生がめちゃくちゃ頑張って抜こうとしているのが伝わってきます。
メリメリッと音がしたあと先生が手を止めて、「ずいぶんしっかりした歯だね」と言って席を立ってしまいました。抜けそうにないから別の器具でも取りに行ったのかと思ったら、少ししたら戻ってきて歯茎を縫いはじめました。
「どゆこと?」と思ってふと作業台のほうをちらりと見ると、そこにはすでに抜かれた親知らずが!
本当になんの痛みも抜かれた感覚もなく、いつのまにか抜歯は終了していました。麻酔ゴイスー。
上の親知らず抜歯の料金
料金は4,680円でした。保険適用の診療としては結構高いですね。
抜歯だけでなく初診料やレントゲン(パントモグラフィー)の費用が加算されたのが大きかったです。
実際2本目のときは2,340円と半額になりました。
抜歯後の流れ
抜歯後の痛みはほとんどなく、鎮痛薬なしでも大丈夫そうな感じでしたが、一応麻酔が切れかけたときに歯医者でもらったロキソニン(60mg)を一錠飲んでおきました。
片側でしか噛めないので食事は結構大変でした。
出血が完全に止まったのは次の日になってからですが、ずっとぼたぼた出ているわけでもないのでそんなには気にならず。歯医者でもらった綿をずっと噛んでいるとそのうち止まります。
その後の流れとしては、抜歯翌日に消毒に行って、一週間後に抜糸という感じです。
抜糸の一週間後に残りの1本を抜きました。
これで上下の親知らず4本をすべて抜いたわけですが、人生においていつかはやらなければならない義務をついに果たしたような気分になって、なんだか清々しい気分になりました(笑