治療をはじめる前、矯正というのはワイヤーの力によって毎日ほんのちょっとずつ歯が動いていくものだと思っていました。実際その通りな部分もあるのですが、それよりもワイヤーを交換した段階であらかた動ききって、その後3週間かけて固定するというほうが近いような気が最近しています。
下の歯が完成に近づいたような気が
今回は器具の取り外し等特別な処置はなく、ワイヤーを外して歯のクリーニングをしてワイヤーをつける、というベーシックな流れでした。
下の歯はもう十分すべての歯が収まるくらいの隙間があいたように感じていたのですが、今回前歯に謎の隙間が。右に寄らないようにとかなんとか言っていたような気がしますが、この隙間がどうなるかは不明です。
と前回書いたのですが、あの隙間はやはり必要でした。
今回この隙間をワイヤーでぐぐっと閉じたのですが、ややねじれていた右の1番をそこにはめ込んで、下の歯はほぼ完成したのではというくらい揃いました。
とはいえあれだけの隙間を一気に閉じたのでめちゃくちゃ痛かったです。
今日の夜の食事は絶対きついだろうなと思いながら処置を受けていたのですが、実際きつかったです(笑
私が矯正をしようと思ったきっかけのひとつに、写真に写る自分の歯並びが、思っている以上に悪かったことがあげられます。
なにかを喋ろうと口を開きかけた瞬間に写真を撮られたのですが、それを見てみると下の前歯のガタガタっぷりが顕著で、ほかの人から自分はこう見えているんだ、とちょっとブルーになったのを覚えています。
その下の歯がだいぶ揃ってきたというのはやっぱりうれしいですね。
半年でこんなに動くものなんですね。しかも非抜歯なのに。
あらためて矯正技術のすごさを感じます。
上の歯もちょっとずつ動きはじめる
下の歯の処置後に先生はほかの患者さんのところに行ったのですが、それを待っている間、眠気で首がガックンガックンになりました。
リラックスできるシートと音楽、そしてやわらかな明かり。確実に眠気を誘われます。
今回ワイヤーを付けた位置は、上の歯の右が1→5→6→7で、左が1→3→4→5→6→7でした。
1→5と1→3はオープンコイルで、外側にぐぐっと広げています。
左上2番の左右には、奥に引っ込んでいた2番の歯を前に出せるくらいの隙間ができてきました。
とはいえまだ上の歯全体が右に寄りすぎですね。下の歯のセンターが決まっただけに、上の歯の片寄りが目立つようになりました。矯正前は下の前歯も若干右寄りだったので、そこまで目立たなかったのですが。
あとオープンコイルに押されているせいか、上の前歯がちょっと出っ歯気味になってきたのが気になります。
まあいずれ引っ込めてくれると思うので、今はただ耐え忍ぶのみです。
矯正と云ふは耐える事と見つけたり。