リンガルボタンを装着するも舌が痛い!(矯正日記7・114日目)

矯正日記7

矯正治療7回目です。事情があって3週間間隔ではなく1か月、間があきました。
毎回新たな試練が課せられますが、人間の適応力によってなんとか克服している感じです。

小児矯正は大変そう

いつもは受付を済ますと待たずにすぐ診察室に入れるのですが、今回はめずらしく少し待たされました。
診察室に通されてからも、ちょこちょこ歯科衛生士さんが来てワイヤーを外したり準備を整えたりしてくれるのですが、先生は数人の患者さんを行ったり来たりで忙しそうです。

ちなみに治療の日は予定を開けてあるので、多少長引いても全然気になりません。先生忙しそうだなーとぼんやりしているだけです。

自分が座っている隣の診察台に子どもがいました。6歳くらいの男の子です。
落ち着きがなく、口をゆすぐところなどをいじって歯科衛生士さんに何度か注意されていました。

その子の番が来たのですが、めちゃくちゃ泣きます。泣き叫びます。

先生大変だなーと、見ていて思いました。

とはいえ子どもの側からしても、虫歯のように痛みを取り除くためという理由ならまだしも、なんのためにやっているのかよくわからないことで歯を色々といじられて痛みがあるのは我慢できないですよね、きっと。
ただこの子もいずれ親に感謝するときが来るのではないでしょうか。

こういった小児矯正(1期矯正)は6歳ころから、おもに顎の骨など骨格を整えるために行われるそうですが、多くの場合、永久歯が生えそろったあとには歯列を整える2期矯正に移行するそうです。

自分なら多額のお金を払って小さいころから長期間矯正歯科に通い続けるくらいなら、永久歯が生えそろってからやったほうがいいなと思いますが、それはそれぞれの歯並びの状態や、親の歯並びに対する意識の違いがあると思うので一概にはいえません。

まあ小児矯正もせず、2期矯正も先延ばしにしていい年になってからはじめた自分が言えることではないんですけどね(笑

リンガルボタンという試練

今回も下の歯のワイヤーを付け替えたのですが、ワイヤーをぐっと引っ張られるとやっぱり痛いですね。耐えられる痛みですが。

今回(上)と前回(下)

家に帰って鏡を見て、前回となにかが変わったような気がしたのですが、写真を並べてみて気づきました。
前歯のオープンコイルが白から銀色になっています。なんで銀になったんだろう。まあもはや見栄えなどたいして気にしていないのでどちらでもいいのですが。
こうして並べてみると、前回と比べて下の前歯が若干まっすぐになってきていますね。

今回の処置の目玉として、リンガルボタンがあげられます。

4番・第1小臼歯の裏に、金属のぽっちをつけられました。
前回は表のワイヤーのくるんと丸まった部分にゴムをかけていたのですが、今回はこのリンガルボタンにゴムをかけることになりました。
これによって下の歯の4番以降を後ろに下げることができるらしいです。

ゴムかけのためのリンガルボタン

しかしこれがまた新たな試練でして、食事のときに舌がリンガルボタンに当たってめちゃくちゃ痛いです。
ものを食べるときに、人は舌を大きく動かしているということにはじめて気づきました。
舌を動かさないようにして、食べ物を口の中に入れて歯を上下に動かすだけ、という方法でなんとか飲み下しました。

リンガルボタンの突起部分にワックスをつけても食事のときにすぐ取れてしまいますし、こればかりはさすがに耐えられん、舌がボロボロになってしまう、次回別の素材か形状のものに取り換えてもらおう、と思っていたのですが……

人間の適応力のすごさ!

3日後くらいにはまったく気にならずに食事ができるようになっていました(笑
舌がリンガルボタンに当たらないように自然と動くようになったみたいです。
先生もこういうことはきっと織り込み済みなんでしょうね。